石川啄木来釧60日目～今日も霧笛が・・～

近頃、海から南風が霧を運んで町を包み込むことが多くなってきました。
霧の幣舞橋は雑踏を隠し街路灯が浪漫釧路を演出します。
何度か写真を撮りますが、今回は以前から興味があったクロスフィルターを使ってみました。

Caplio GX100＋クロスフィルター
光が多すぎるとクロスが邪魔になり失敗写真になってしまいます。
こちらはフィルター無しで。霧の幣舞橋を表現するにはこちらの方が雰囲気でしょうか？

Caplio GX100
霧が発生する時期、ボーっという霧笛を聞くのが釧路の風物詩です。
その風物詩が計器などの発達によって役割を終え、釧路から消えるときが来るようです。
釧路人にとって厄介な霧ではありますが、この風物詩がなくなるのはちょっと寂しい気がするのですが・・

Caplio GX100

釧路埼灯台

啄木は離釧は航路を利用しているため幣舞橋のことについて来釧の日以外には語っていません。橋も古びたもので1月から4月までと言えば昔の寒さからみて霧の情景を見ることはなかったと思います。滞在先から橋向こうはまだ市街化がそれほど進んでいず行き来する機会もなかったことでしょう。
もし、もう少し釧路に留まることがあれば霧笛の音と霧にむせぶ浪漫釧路をどう表現したでしょう。

手を取り合って、埠頭の辺りの浜へ出た。月が淡くまた明るく、雲間から照らす。雪の上に引き上げた小舟の縁にもたれて二人は海を見た。
啄木は小奴とふたり美しい夜の浜に出て小奴の身の上話を聞き、語らいます。
月の影に波の音。忘れられぬ港の光景ではあった。「妹になれ」と自分は云った。「なります」と小奴は無造作に答えた。
周りから啄木熱を心配されていた小奴は、女として芸妓としてのプライドを持って啄木に接しようと心に決めたのでしょう。
何日までも忘れないで頂戴。何処かへ行く時は前もって知らして頂戴、ネ

コメント 6

こんばんは。＾＾
2枚目の写真～
雰囲気があります。
ロンドン市街の河沿い？をも想起させます。
啄木も、夜霧よ今夜も有り難うナドトハ言わなかったでしょうが。＾＾；
小まめにケアする処などはやはり真面目なのでしょうか？
実家の気配が消えている様な？　＾＾；
by keykun (2008-03-21 00:56) 

こんにちは！
クロスフィルターも面白いけど、2枚目のほうが
霧っぽい雰囲気が出ていますね。

霧笛が聞こえなくなるなんて寂しいですよね。
家の中に居てもボーって聞こえると
今日は霧が濃いんだなぁってわかったのに。

by あき (2008-03-21 11:02) 

keykunさん、こんにちは＾＾
やっぱり2枚目ですね＾＾ｂ
あっ、やっぱり書き足せばよかったですね。
啄木はこの後、小奴に家族を遠からず呼び寄せるであろうことを
小奴に話すんです。小奴は笑顔で家族に会いたいと答えたそうです。
by mamitan (2008-03-21 12:07) 

あきさん、こんにちは＾＾
クロスフィルターを使えば良いとは限らないということが
わかりました。
霧の釧路はやはりぼんやりと灯る街路灯ですね＾＾
ホント、そうなんです。朝、目が覚めてボーっと音が鳴っているのを
聞くと、ああヤダな。まだ髪がボサボサになっちゃう(笑)
釧路にとっては、季節を感じる、あって当たり前の音なのでできれば
なくしてほしくないです。


by mamitan (2008-03-21 12:13) 

いい写真っすね。
ロングコートの襟を立てて歩くと絵になるかも。
拙者には似合わないっすけど。
by 龍馬の書斎 (2008-03-22 01:28) 

龍馬の書斎さん、おはようございます＾＾
ロングコートの襟立てた男性と・・マフラーの女性が歩く姿も素敵かも。
私も含めてシルエットになるから似合わなくても大丈夫っす＾＾；フフッ！

by mamitan (2008-03-22 08:23)