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湿原の木道の仕組み [釧路湿原]

昨日、久しぶりに温根内木道を散策しました。
お天気も良く散策するにはちょうど良い気温でしたが、10月の湿原は花もなくうっそうとした枯れヨシとガマが目立ち、早くも冬支度の様相。
IMGP9861.jpg
PENTAX K-01+FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF]
IMGP0241.jpg
PENTAX K7+DA35mmF2.8 Macro Limited
ウメバチソウを探してみるとすでに花は終わりかけ。どうせだから実を写してみました。

ところで、9月に見た新聞の記事に湿原の木道の成り立ちが解説されていました。
湿原はご存知の通り底なし沼。そこにどうやって木道を設置したのか。
底なし沼に基礎は打ち込めません。木道は浮いている。
そうか、浮いてるのか~・・・?!
浮いていると言ってもプカプカしているわけではないんですが、それはもうたくさんの人が歩くわけですから、少しずつ沈んでいるのだそうです。
なので10年ごとに改修が必要なのだとか。
湿原に重機は持ち込めないので作業員の方が手作業で木材を組み立てていく。
沈まないように厳寒期、湿原が凍結したときに氷を割って胸まで浸かって作業するんですと!
想像しただけで過酷な作業です。
どうやって設置しているのかなんて考えもしなかった自分が恥ずかしい^^;
今回ばかりは気軽に湿原の中に入って観察できる有難みを感じながら歩きました。
IMGP5934.jpg
枯れヨシが伸びて撮影しにくかったので、既にUPしていたものをもう一度。
木道を支えるくいの外側にもくいがあるのはくいにかかる重さが減って、沈下するスピードを遅らせることができるからなのだそうです。




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